置くだけ。そんなお手軽さが魅力のラダーラック(はしご棚)。実際活用するというと、本や観葉植物の収納をイメージしがちですが、海外では、玄関、キッチン、バスルームにまで実用的に、そして軽くアレンジを加えて心地よく使っています。そんな海外の活用例をご紹介します。
1.いつもの食器こそ、すぐ手の届くステップ(段)に

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日常使いの食器やナフキンは、すぐに取り出しやすく、しまいやすいところに収めたいもの。扉のないオープンなはしご棚なら、いつものアイテムがより身近になります。トレーや籠を活用すると、整理と安定感を両立してくれます。割れやすいガラスや陶器は柔らかい籐や木のカゴやトレーに、布製のナフキンはスチール製のバスケットに入れてアクセントをつけると、洗練感のある棚になります。グラス、お皿、ガラス、陶器などステップ(段)ごとにカテゴリー分けして置くのがすっきり収納のポイント!
2.お子さんのしつけにも最適!靴は揃えてはしごにオン

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玄関一面に靴があふれる。よくある日常の風景ですが、縦に収納が可能なはしごに靴を積み上げればスペースも見た目もスッキリ。ステップにバッグを置けるので、ストレスなく靴を履けますね。お子さんがいる家庭では、靴を揃えて置くクセがつくのでママも大助かり。インテリアのポイントは、はしごに緑の植物を置くこと。生活臭が漂う玄関ですが、グリーンに視線が集まり、空気をクリーンに浄化してくれます。
3.ぺたんこにもブーツにもマッチするシューズ棚に

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ぺたんこ、スニーカー、ハイヒール、ショートブーツ、ニーハイブーツ、ムートンブーツ・・・女性の靴にはいろんなバリエーションがあります。特に秋・冬大活躍のブーツは下駄箱に入らなくて玄関に放置しがち。そんな時便利なのがはしご棚。ステップ台にオンする板の位置を調整できるので(例えばブーツ段は板をワンステップ分抜いて高さを作る)、靴のデザインを選ばない棚になります。ご覧の通り「今日なに履こう」が一目瞭然なのもうれしいですが、なにより、上下左右の隙間空間があり通気性が確保できるので、湿気防止になるのが最大のメリット!
4.バス・トイレでは補充管理もしやすい棚に

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バスルーム、トイレは収納棚が小さくて置き場に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。カゴに入れて使いやすく整理したいタオルやトイレットペーパーは、はしごのステップ台に置くと立派な棚になります。中に入っているアイテムがチラ見できるので、補充管理もしやすいですね。写真のように、はしごにシャビー塗装を施すと ”シック” なバスルーム、トイレの棚のできあがり。
5.いくつ置いても開放感のある部屋に

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お店で気に入った家具を見つけても、部屋とサイズが合わなくて諦めることもしばしば。幅が調整できて奥行きが足幅のはしごなら、柔軟に部屋の広さに調整できます。はしごは面で空間や光を遮らないので圧迫感がないのがうれしいですね。はしごをもう一方の壁に追加もできます。インテリアアレンジとして、設置台の素材にナチュラルな板をオンすれば、息吹く棚の出来上がり。仕上げに間接照明で木のぬくもりを膨らませてあげると、あなただけのくつろぎ空間の誕生です。
6.モノだけじゃない。ワクワクの気持ちの整理棚に

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思い切って ”大きなはしご = 階段” を置いて、”もう一つ空想の部屋のある部屋” に演出してみるのはいかがでしょうか。ステップにお気に入りの本や花を飾ってワクワクで溢れる “気持ち” の整理棚 にしちゃいましょう*
まとめ
はしごは持ち運びがしやすく、幅が調整できることで家のどこにでも設置できる、まさに移動式家具です。釘や大工道具を使わないので室内を傷つけないのもうれしいところ。すぐに手の届くオープンな棚なので、支度の時短になるなのもうれしいですね。ファーストステップとして、まずは小さなはしごや脚立をベッドやソファーのサイドテーブルとして使ってみるのはいかがでしょうか。